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千歳瑞穂 ~転校編~

<テレビに夢中!?>


二人が見ている番組・・・。
それは、一部のマニアの間で人気の番組「料理の下手人」という番組だった・・・。
料理の下手人、それは、番組内で様々なゲームをし、それに負けたり、NGを出したゲストに対してグルメ奉行「久留米罰太郎(くるめばつたろう)」が判決を下し、その判決が黒だった場合には恐ろしくマズイ料理を食べさせられる、というバラエティ番組である。
二人は、と言うよりは葉野香は半ば仕方なくテレビを見ている。
瑞穂に限っては言うまでもなく熱心に見ている。
テレビからワァーっと声が聞こえる。どうやらゲームの勝敗が決まったようだ。
司会のタレントがおもしろおかしく話す。
『それでは、グルメ奉行、久留米罰太郎さん、判決をどうぞ!!』
すると、袴姿の男性にカメラが切り替わる。その姿はおそらく、遠山の金さんを真似たものだろう。
『うむ、そなたの失敗振り、実に不甲斐ない。よってタイヤキのフルコースの刑に処す!』
会場内にいかにも「罰ゲーム」というような音楽と共に、タイヤキのフルコースが並べられる・・・。
見るからにマズそうに並んでいるタイヤキ達、もはやタイヤキに対する冒涜である。
「うわぁ~、マズそうだなぁ。あの醤油でふやけたところなんか特にマズそうだよ。あんなの絶対食べたくないよ。でもちょっとだけどんな味か食べてみたいかも」
瑞穂はまるで他人事と言ったばかりに無責任なことを言いながらゲストのリアクションを楽しんでいる。
「あぁ、自分があれを食べるとなるとゾッとするなぁ。いち視聴者でよかったよ」
葉野香も瑞穂の意見に賛成する。
「こういう番組って見てるから楽しいんだよね。自分がするとなると勘弁だよ。そうだ、北海軒でもこういうのやってみれば?ウケるかもしれないよ。超特大ラーメン時間内に食べ切ったらタダ!ダメだと罰金+マズ~いラーメン食べてもらいます!みたいな感じでさ」
「いいかもしれないな。そうだな、メロンラーメンなんてきっとまずいだろうな。それはそうと、もちろんそのまずいラーメンを作るのに実験台になってくれるんだろ?そりゃぁ言い出したのは瑞穂だから嫌とは言わせないよ」
葉野香が悪戯っぽく答える。
「いやぁ、それはちょっと・・・。やっぱ普通が一番だよ、うん・・・」
「・・・(ごまかしやがった・・・)。」
その時、調理場で黙っていた達也が口を開いた。
「それだ!それいいかもしれないぜ。うん、やってみる価値はあるかもな。これでまたひとつ、時計台留根算酢(とけいだいルネッサンス)の夢に近づくってもんだぜ」
(?時計台ルネッサンスってなんだろう?)
「おい、本気で言ってるのかよ。半ラーメンの評判が良かったからって調子に乗ってると痛い目に遭うよ。大体まずいラーメン食べに来る物好きなんているわけないじゃないか」
葉野香のごもっともな意見が達也に突き刺さる。
瑞穂はもう少しで「お兄さんの意見に賛成!」と口走るところだったが、間一髪口を塞いだ。
(ふぅ、あぶない、あぶない。もう少しで物好きになるところだったよ・・・。)
「じょ、冗談だよ。本気でそんなこと考えるわけねぇよ」
「どうだか・・・。兄貴の考えてることはよく分からないからな」
おそらく本気で考えていたであろう達也にそれとなく葉野香が釘を刺す。
なんだかんだ言っても葉野香に頭の上がらない兄、達也である。
 
<また明日>
テレビの話や他愛のない話でしばらく二人は盛り上がった。正確には兄、達也もいたのだが・・・。
ピピッ
瑞穂の腕時計が鳴った。時刻は夜九時を指している。
楽しい時間ほどあっという間に過ぎ去ってしまうものだ。
「もう、こんな時間だ。そろそろ帰らなくちゃ」
「そうだな。よし、じゃぁ駅まで送っていくよ」
「でもお店の方はいいの?」
「あぁ、心配いらないよ。大して忙しくないし、兄貴一人で大丈夫だよ。それにバイト代もらってるわけじゃないからね。なぁ、あ・に・き」
「ぐっ、痛いところを突きやがる・・・。まぁ、その、なんだ・・・。あまり遅くなるんじゃないぞ。」
「分かってるよ。子供じゃあるまいし」
やはり葉野香のことがとても気になるようだ。それはまるで兄ではなく父親のようである。
「それじゃ、どうもごちそうさまでした」
瑞穂がペコリと頭を下げる。
「おう、また来いよ」
二人は北海軒を出た。
地下鉄入り口・・・。
「今日はほんとありがと。仲直りもできたし、ほんと楽しかったよ」
瑞穂は葉野香にニコリと笑いかける。
その姿は何とも無邪気で可愛らしいといった感じが良く似合っている。葉野香は思わず赤面してしまった。
「わたしも・・・、楽しかったよ」
少し照れてはいるものの、今の葉野香には以前までのツンケンした他人を寄せ付けないオーラは微塵も感じられない。瑞穂との出会いがきっかけで少しずつ葉野香の中で何かが変化しているのは間違いないようだ。
「それじゃ、また明日。学校でね」
「あぁ、またな」
瑞穂はもう一度ニコリと微笑むと、地下鉄の階段を勢いよく二段飛ばしで駆け降りて行く・・・。
その姿はあっという間に人ごみの中に消えた。
葉野香はそれを確認するとクルリと向きを変え、元来た道をゆっくりと歩き出した。
「また明日、か・・・。」
何気なく呟く。
(今まではこんなこと思ったこと無かったけど、また明日・・・。うん、とてもいい言葉だな。)
葉野香はギュっと拳を握り締めた。そして自分に向かって一言こう言った。
「よし!」
それと同時に北海軒に向かって走り出す。まるで自分の中で何かを決心したように・・・。
 
<ハプニング>
次の日、朝のホームルーム。
そこに葉野香の姿はなかった。
(おかしいなぁ、昨日また明日って約束したのに葉野香まだ来てないよ。どうしたのかなぁ。風邪引いたのかな?心配だなぁ。)
 
数十分前・・・
いつものように学校に向かう葉野香。
昨日までとは違い、足取りも軽い。いつもの通い慣れた通学路も何だか違って見える。
(よし、今日からは変わるんだ。いつまでもあのままじゃダメだもんな。)
葉野香は決心していた。これからは少しずつでも他人に対して心を開いていこうと・・・。
それはおそらく易しいことではないだろう。しかし瑞穂と出会い、人とのふれあいがこんなに温かいものだと気付いたのだ。いや、思い出したと言った方が正しいかもしれない。
その時だった・・・。
葉野香の前を何かが横切った。
「ん?なんだ、仔猫か」
そう思った直後だった。
後ろから一台の車が走って来た。しかし、ドライバーは携帯電話で話をしているようで、前方の仔猫に気付いていないようだ。
仔猫はびっくりしたのかその場にへたり込んでしまった。
このままだと仔猫がどうなってしまうのかは葉野香にも安易に想像できる。
ドライバーはまだ気付かない・・・。
「危ない!!」
そう思うと同時に葉野香は飛び出した。
(間に合ってくれ!)
キキ~!!!
やっと気付いたドライバーが急ブレーキをかける。
「馬鹿野郎!気をつけろ!」
お決まりの捨て台詞と共に車は走り去ってしまった・・・。
「なんていい草だよ、そっちがよそ見してたからなのに・・・」
そこには道路にへたり込んだ葉野香の姿があった。そして、その腕の中には仔猫の姿も見える。
「ふぅ、さすがにちょっとビビったよ。でもお前、助かってよかったな。これからは気をつけるんだぞ」
「にゃ~。」
「フフ、ほんとに分かってるのか?じゃぁ、わたしは学校に行くからな」
仔猫にそう言うと葉野香は学校に向かって再び歩き出す。
しばらく歩いてからふと後ろを振り返る。
「あっ、おまえ、着いて来ちゃダメだろ」
「んにゃ~」
理解しているのか、いないのか、葉野香の足元にすり寄ってくる仔猫・・・。
「もう、仕方ないなぁ」
 
休憩時間・・・
ガラガラ・・・。
教室の後ろの戸が開く。
「あっ、葉野香!」
瑞穂がいち早く気付き声をかける。
「あぁ、瑞穂か。どうしたんだ?そんなに大声出してさ。」
「だっていつまでたっても学校来ないから・・・。ん?どうしたの?足ケガしてるよ」
葉野香の膝のあたりに血が滲んでいるのを発見し、心配そうに尋ねる。
「ああ、これか?学校来るときにちょっとね」
「さては遅刻しそうになって急いでいて転んだんだ」
「まさか、瑞穂じゃあるまいし・・・。」
「あっ、ひど~い。わたしはそんなにドジじゃないよ」
瑞穂は頬をプゥ~と膨らませてイジけている。
「そっか、じゃぁ昨日の夜地下鉄の階段降りる時につまずいて転びそうになってたのはわたしの見間違いだったんだぁ・・・」
さらに悪戯っぽく葉野香が追い撃ちをかける。
「あ、あれはその・・・イジワルだなぁ」
 
キンコーンカンコーン
授業開始のチャイムが鳴った。四時間目が始まる・・・。
教室の片隅で先程の二人のやりとりを遠目から興味深く見ていた人物がいた。
それは、3人グループの一人、睦(むつみ)だった。
(左京さん何だか雰囲気変わったなぁ、やっぱり千歳さんの言う通り悪い人じゃないのかも・・・)
 
<さらに縮まる距離>
昼休み。
「やっとお弁当だね。お腹ぺこぺこだよ」
待ってましたと言わんばかりに瑞穂は鞄から弁当を取り出す。
そこにいつもの3人グループがやって来た。
そしてその中の一人、睦が口を開く。
「あのぅ、左京さん、良かったら一緒にお弁当食べようよ」
何でもない一言・・・。だが、今まで葉野香とあまり接したことのない睦達にとってはおそらくとても勇気のいる一言だったであろう。同じくそれは葉野香にとってもそう言えるだろう。
「あ、ありがとう。でもちょっと行くところが・・・、そうだ、それじゃ屋上で食べないか?それに頼みたいこともあるんだ」
「いいけど、屋上に何かあるの?」
「あぁ、ちょっとね」
瑞穂達は不思議に思いながらも葉野香に言われた通り屋上に行くことにした。
「んん~、いい天気だね~。こんな日に屋上でお昼を食べるってのもいいよね」
瑞穂は大きく伸びをした。
「そういえば左京さん、頼みたいことってなんなの?」
三人グループの一人、逸美(いつみ)が葉野香に尋ねる。
「実は、あれなんだけど・・・」
葉野香は屋上の片隅を指指して言った。
そこにはダンボール箱がひとつ転がっている。
「あのダンボール箱がそうなの?」
三人グループの一人、四葉(よつば)が不思議そうに尋ねる。
「あの中身が問題なんだよ。」
葉野香が困った顔でダンボール箱を見つめながらそう言った。
「さて中には何が入っているのかなぁ?どれどれ・・・」
困っている葉野香を尻目に瑞穂は興味津々でダンボール箱のふたを開ける。
中には小さな真っ黒い物体が入っていた・・・。
「にゃぁ」
「うわぁ、ちっちゃいにゃんこがいるよ。この猫どうしたの?」
みんなそれぞれに口を開く。
「それがさ、今日の朝のことなんだけど、車に撥ねられそうになっているところを助けたんだよ。そしたらずっと後を着いてきてさ、放っておく訳にもいかないからダメだとは思ったんだけどここまで連れてきたんだ」
「だから今日は学校に来るのが遅かったんだね。やっぱり葉野香は優しいんだねぇ」
「もう、瑞穂、茶化すんじゃないよ。ホントに困ってるんだから。」
そう言った葉野香は照れが半分、困ったというのが半分といった感じだ。
「ごめん、ごめん。で、このにゃんこどうするの?」
「屋上に来てもらったのはそのためなんだ。誰かこの猫飼ってくれないかな?うち店があるからダメなんだよ」
「うちもお店やってるからダメだなぁ。飼ってあげたいのはやまやまだけど」
と、四葉が答える。
「わたしのところのマンションは動物飼っちゃいけないんだよ、ごめんね」
睦が申し訳なさそうに答える。
「うちは犬を2匹飼ってるからこれ以上は・・・」
逸美の家もダメのようだ・・・。
「とすると・・・」
ジィ~
四人の視線が自動的に瑞穂に集中する。
「えっ、皆さんのその熱い眼差しはまさか・・・」
「そのまさかさ。もう頼みな綱は瑞穂しかいないんだよ。頼むよ」
「う~ん、確かにうちのアパートはペット禁止じゃないけど・・・」
「うにゃ~、にゃ~。」
「ほら、その猫だって瑞穂がいいっていってるじゃないか」
「葉野香はいつから猫語が分かるようになったのさ」
「えっと、そう、たった今だよ。だから頼むよ」
葉野香は両手の手の平を合わせて瑞穂にお願いする。
「そこまで言われちゃ断れないね。よし、いいよ。わたしが飼うよ」
「ホントか!ありがとう。助かるよ。」
「うん、女に二言はないよ。それに一人暮らしだから話相手ができてよかったよ」
「ふぅ、これでひとまず問題は解決だな。みんなもすまなかったな。わざわざ付き合ってもらってさ」
葉野香はホッと胸を撫で下ろすとともに三人娘にお礼を言った。
「気にしないでね」
「そうだよ、何も大したことしてないし。」
「うん、また何か困ったことがあったら言ってね」
各々に言葉を交わす。
「それじゃぁさ、そろそろお弁当食べようよ。もう我慢できないよ」
瑞穂が我慢しきれず口を開く。
「それもそうだな。じゃ、そうするか」
今までにない楽しい昼食が始まった・・・。
 
<その瞳に映るものは>
次の日、教室内・・・。
教室内ではすでに瑞穂と三人娘、四葉、逸美、睦が昨日の猫の話で盛り上がっていた。
「ねぇ、瑞穂、もう昨日の猫ちゃんに名前つけたの?」
「うん、色々悩んだんだけど、『にゃんこ』にしたよ」
「えっ?にゃんこってまたそのまんまだねぇ・・・。瑞穂らしいよ」
「そう?ありがと」
(別に褒めてないんだけどなぁ・・・)
「あの猫、真っ黒で可愛かったよね。」
「うん、それにフワフワなんだよ。特に耳の後ろの毛の触り心地が何ともいえないんだよ」
「耳の後ろ?何だかマニアックだね・・・。」
「そうかな?大抵の猫は耳の後ろはフワフワなんだよ」
「瑞穂って猫マニア?」
「いやぁ、それほどでもないよ~」
(だから別に褒めてないんだけど・・・)
ガラガラ・・・。
少し遅れて葉野香が教室に入ってきた。
「あっ、おはよう、葉野香」
「おはよう、左京さん」
「あぁ、おはよう。」
「あれ?」
葉野香を見てみんないつもと違うことに気が付いた。
いつもしていたはずの眼帯が外されていたのだ。
「葉野香、眼帯外したんだね。」
「あぁ、最近両目で見たいものができたんだ」
「うん、その方がずっといいよ。それがホントの葉野香なんだよね」
「ホントかどうかなんて分からないけど、色んなことから目を背けないでこれからはしっかりと両目で見ていこうと思ってさ」
少し照れながら葉野香は答えた。しかし、その気持ちに偽りはないだろう。
閉ざされていた右目を遮るものはもう何もない。眼帯と共に心に絡まっていた鎖も一緒に脱ぎ捨てたのだ。
今、目の前に広がっている世界はもちろんすべてが望みどおりというわけではない。
しかし、今までとは違い、回りには仲間がいる・・・。
優しい朝の日差しを浴び、輝いている瞳にはこれからどのような未来が見えるのだろうか・・・。
 
 


千歳瑞穂~転校編~ 完
 
 
 
 

 
あとがき(いいわけ)
皆様、この度は千歳瑞穂~転校編~読んでいただきありがとうございました。
今回のSSは北へ。の世界に千歳瑞穂というオリジナルキャラを登場させるという少し変わったSSにしてみたのですが、いかがだったでしょうか?
自分的には今までの北へ。にはいない感じのキャラにしたいと思ったのですが、その結果、何ともすっとぼけたキャラになってしまいました。
「おい!何だ、このキャラは!」という声が聞こえてきそうで怖いです・・・。
まず、このSSの世界観ですが、設定としては皆様の知っている北へ。WIの世界に自分の理想というか、願望のようなものをプラスして作っています。簡単に言うと並行世界(パラレルワールド)ですね。ですから主人公と出会ってから外すはずの葉野香の眼帯が瑞穂の影響で外されたり、流行ってないはずの北海軒がすでに半ラーメンで流行っていたりします。
後は、いつかSSに使いたいと思っていた番組「料理の下手人」を使ってみました。
2話終了後に「その番組とは・・・」で終わらせていたのですが、気になった方はいたでしょうか?(だったらうれしいです)
ひょっとして「水曜どうでしょう」だと思った方もいたのでは?(笑)
今回SSを読んでいただいた方の中には「一体瑞穂はどこから転校してきたんだ?」と思った方もいるのではないでしょうか?御もっともな意見ですよね。
最初はオーソドックスに東京からにしようかとも思ったのですが、あまりにもベタなのでやめました。すると、後自分が知っているところと言えば自分の住んでいる和歌山県しかありませんでした。ですが、こっちの(というか地元の)方言がかなり汚いのでSSにその方言を書くのはちょっと・・・、と思い使いませんでした。ですから瑞穂の出身地はわざと設定していません。自分の中では和歌山県ということにしていますが(笑)というか、瑞穂自体が自分の分身?というような感じで書いております。ほとんど自己満足ですね・・・。(オリジナルキャラを作るというのがいかに難しいかということを実感しました)
機会があれば今後少し(使えそうな)方言を使ってみようと思います。
ちなみに、途中出てきた3人娘は4,5,6の数字をいじってよつば、いつみ、むつみにしました。(おそろしく適当ですね・・・)猫の名前も「にゃんこ」とは・・・これまたいい加減極まりないですね・・・。
今回は原作(ゲーム)で使われていたセリフをSSに盛り込むことが出来ませんでした・・・。
より皆様に楽しんでいただくためにゲームで使われていたセリフをところどころに散りばめようと考えていたのですが・・・。修行不足ですね。(もう一度WIやり直さねば!)
強いて挙げるなら葉野香の屋上でのセリフ「見かけで判断して勝手に人の事決め付けてさ」ですね。これは葉野香の持ち歌の「札幌ススキノ雨の25時」の歌詞をそのまま使いました。(お気付きの方いたでしょうか?)
と、まぁ色々といいわけ?をしてしまいましたが、転校編はこれにて終了です。
転校編というからには他にも~編があるのか?と思いますよね。(思ってないって?)
その通りです、一応今後の展開としては瑞穂と他の北へ。キャラとを絡ませていきたいと思っています。まだ何も考えていないのですが・・・。(公表してしまった以上後には引けませんね・・・)
マイペースでやっていきたいと思いますので掲載した際には読んでいただけるとありがたいです。
長々と書いてしまいましたが、皆様あってのSSです。今後の参考にしたいと思いますのでご意見や、感想など書き込んでいただけるとうれしいです。
このSSを読んでくれた皆様、ほんとにありがとうございました。

あとがき(いいわけ)Take2
このssは令和元年現在から10数年前に書いたssです。今読み返してみると、何とも拙い、お恥ずかしいssですね。
まぁ今書いている「夕焼け堂のターニャさん」も大して変わりませんが(笑)
10数年前は北へ。にドハマりして北海道に聖地巡礼もしましたね。いい思い出です。
そして2回目の北海道旅行で、当HPの管理人であり、自分の相棒である嘉麟さんに出会いました。この出会いがなければおそらく、こういった活動もしていなかっただろうなぁと思います。
そういうこともあり、北海道は自分にとっては特別な場所なわけであります。機会があれば詳しく語りたいですね。
その頃から10数年……。時が経つのは早いものですね。これからも可能な限り何かしらの形で北へ。に関わっていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。
2019.10.1 say

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