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北へ。アンソロジー

​<葉野香と瑞穂のミルクボーイ風漫才~椎名薫編~>

葉野香と瑞穂のミルクボーイ風漫才~椎名薫編~

ミ:「はいどうも~、ダイヤモンドダストガールズ、略してDDガールズです。よろしくお願いします」

ハ:「よろしくお願いします~」

ミ:「あ、ありがとうございます! 今、小説の『激突!!』をいただきました~。こんなのいくつあってもいいですからね~」

ハ:「同じ小説なんて何冊もいらないだろ? 1冊あれば十分じゃないのか?」

ミ:「分かってないなぁ、葉野香は。読書用、保存用、布教用と最低でも3冊は必要だよ? それがオタクってものだよ! 言うてますけども……」

ハ:「うちの兄貴がさ、北へ。WIのターニャを攻略したことをいいことに、今度は別のキャラを攻略だ! って懲りずに息巻いてるんだよ……」

ミ:「石狩巣苦乱舞留(いしかりスクランブル)の元総長の達也さんが北へ。2周目をね~。ふむふむ」

ハ:「で、別のヒロインを攻略しているらしいんだけど、そのヒロインの名前が思い出せないらいいんだ」

ミ:「ターニャだけじゃ飽き足らず、別のヒロインをねぇ……。攻略ヒロインの名前を忘れるなんて愛が足りないんじゃないの? 分かったよ、それじゃわたしも一緒に考えるからそのキャラの特徴についてどんな事を言ってたか教えてよ」

ハ:「助かるよ。兄貴が言うにはそのヒロインはゲームを開始して一番最初に出会うヒロインで、職業は医者らしいんだ……」

ミ:「あ~、椎名薫だよ! その特徴は完全に椎名薫だよ。簡単じゃん。すぐに分かったよ。新千歳行きの飛行機の中で出会う、初めて遭遇する北へ。ヒロインだよ! そして誰もが座席に座っている薫さんを見て、『スカート短くない!?』って思ったはずだよ! とにかくその特徴は椎名薫で間違いないよ!」

ハ:「う~ん、あたしも薫さんだと思ったんだけどさ、兄貴が言うにはそのヒロインはスポーツが得意らしいんだよ」

ミ:「じゃあ薫さんじゃないかぁ……。薫さんの趣味は読書と音楽鑑賞だからね。履歴書に書くプロフィールみたいって本人も言ってたからスポーツは苦手だよ。まほろばでは卓球に挑戦して、見様見まねでドライブサーブ打って自分で驚いていたぐらいだからね。他に何か特徴言ってなかった?」

ハ:「う~ん、兄貴が言うには、『一人じゃ出来ないもの』にこだわりがあるらしいんだ」

ミ:「薫さんじゃん! 一人じゃ出来ないもの・・にらめっこ 腕相撲 卓球 恋愛・・そして・・・キス……って何言わせるの! こっちが恥ずかしくなるじゃん! 薫さんボイスであんなこと言われたら、そんじょそこらの高校生はイチコロなんだから! その特徴は薫さんだよ!」

ハ:「あたしもさ、薫さんだと思ったんだけど、そのヒロインはペーパードライバーらしいんだよ」

ミ:「じゃあ薫さんじゃないじゃん。薫さんはドライブも趣味のひとつで、愛車のフィアット・バルケッタで札幌の街を颯爽と走ってるんだから! 左ハンドルの5速MTを乗りこなすんだから、ペーパードライバーのはずないよ。だから薫さんじゃないよ」

ハ:「う~ん確かに。冬編の最初の方では、トラックにクラクション鳴らされて、静かに怒って、追い越すシーンがあったような……」

ミ:「とにかく、運転苦手なら薫さんじゃないよ。他に何か特徴言ってなかった??」

ハ:「兄貴が言うには甘い夢を何度も重ねてきた女性らしい…」

ミ:「薫さんじゃん! 甘い夢をいくつ重ねたことだろう…って言ってたもん!(注:カラオケの歌詞ですw) 電話の奥のアナタを困らせているんだよ!(注:カラオケの歌詞ですw) こんな大人なヒロインは薫さん以外にいないよ! 薫さんで間違いないよ!」

ハ:「でも分からないんだよ」

ミ:「何で分かんないのさ?」

ハ:「兄貴が言うには、タイミングが悪く、同時に話しかけるとアイスクリームの話になるらしいんだ」

ミ:「それ完全に薫さんじゃん! しかも別にアイスクリームの話じゃなくて、会話の中で二人同時に同じ言葉を言ってしまった時に『ハッピーアイスクリーム』っていうんだよ! そして、先にハッピーアイスクリームって言った人がアイスを奢ってもらえるっていう昔流行った言葉遊び的なものなんだよ。それを知っている薫さんってホントはオバさ……ゲフンゲフン…」

ハ:「いやいや、それを知ってるお前は何歳なんだよ!? でも兄貴が言うには、薫さん……ではないらしいんだ……」

ミ:「先に言ってよ! 本人が違うって言うなら薫さんじゃないじゃん! わたしがドライブサーブの話してる時どんな気持ちだったの!? この俗物!」

ハ:「いや~、『まだまだだね』ってw 清美さんが言うにはさ……」

ミ:「達也さんの奥さんが?」

ハ:「ハマーン・カーンじゃないか? って」

ミ:「絶対違うよ! もうええわ!」

ハミ:「どうもありがとうございました~!」

 


あとがきという名のいいわけ

どうもこんばんは、sayです。今回はミルクボーイ風漫才の第2弾ということで、北へ。ヒロインのひとり、「椎名薫」で漫才を書かせていただきました。
何か時々変なss? を書いてみたくなるんですよねw この間夜中にウトウトしている時に夢の中で「その特徴は完全に椎名薫やないかい!」というありがたい? お言葉が舞い降りてきました(笑)
そんなわけで、いつもながら夜中に妙なテンションで書いた次第であります。そのため?前回のミルクボーイ風漫才~ターニャ編~同様に別のアニメネタも少し入れてあります。今回はZガンダム(ガンダムZZ)とテニスの王子様からセリフを拝借しました。
薫さんというヒロインは、実物のバルケッタを購入してしまうくらい非常に思い入れのあるヒロインで、WIのヒロインの中では1,2を争うくらい大好きなヒロインです。それなのにこんなアホなネタでいいのかよ! という突っ込みが入りそうですが、それも好きだからこそだと思っていただければ幸いです(笑)
まぁ自己満足でしかないのですが、書いていて楽しかったのは事実です。
真面目なssはもちろんのこと、時々このようなお遊び的なssもありかなと思っていますので、機会があればまた書いてみようと思いますので、その際はお付き合いいただければありがたいです。
最後まで読んで下さった皆様、ありがとうございました。皆様あってのssです。ではまた次回作でお会いしましょう!  

2021.6月 say
 

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